透明人間は言う 誰からも見られない楽しさを
でもきっとそれは 単純な思い込みと妄想
本音ではない「何か」

自分のイロが見えない事を勘違いしてる
手を伸ばしているのかどうか それすらも分からないのに?
見られないからと不敵に笑うのはよしてくれ・・・
見えないのに 見えてしまうから

透明人間は笑う 哀れみを送る色達を
でもその偽笑は 単なる卑しさと悲しみ
物欲から生まれる「憧れ」

ただ取り除きたいと笑っていることが
怯えるものが何か それすらも間違っているのに?
見えてないと小さくなって震えるのはよしてくれ・・・
見たくないのに 見えてしまうから

みんな 見えてないはずの透明人間に近づいて
優しく手をかける それはまぎれもなく
哀れみとは違う温もり

何もなかったところに現れた物
人の手が 自分の物と決め込んで
大きく笑って希望に満ちた顔をする・・・
いつ見ても 見えるようになった

自分の色は 優しさの色と 笑う顔が