1月22日 

あなたさえ笑っていられる世界なら
僕はあなた以外の何もいらないよ もちろん僕も含めてね

そう伝えたあの時あなたは悲しい顔をした


1月22日 『Two』

僕の耳が二つあるのは僕と君の声を聞けるように
僕の心が君より小さいのは君の心に入れるように
そしてこの両手は君がいなくなったとき何も見ないよう二つの目を覆えるように

僕の世界はこんなにもあなたであふれてます


10月16日 『God Knows』

神様知ってた
人が人になる前から
言葉が言葉である限り
人は言葉じゃ足りないこと
だから神様くっつけた
手足に耳に鼻までくっつけた
だから神様起こしてた
瞼を下ろした愚か者を
目を開けるんだって起こしてた

もっと早くに気づいてたら
でもそれはきっと人じゃない
知らないから僕はここにいる
まだ僕はここにいるんだ
言葉じゃ足りない何かを必死で埋めようとして
手を伸ばして君を掴んで抱き寄せて
自分でもなんでそうなのかはわからない

でも だから僕はここにいるんだ


12月18日 『本音をどうぞ』

いつだってきみにだけは全力で恋してた

いつだって僕らは無くしてから大切さに気づく

毎日にありがとうっていえるぐらい君が好き

会えない日常 会える非日常 いつか逆転したらいいのに

なくほど嫌いならそれでも僕はいいんだ
でもなんで抱きしめて泣いて「サヨナラ」なの?



10月25日 『愛の鎖を首に巻く』

穢れのない君に
僕は染められて
気づいたら僕は僕じゃなくなってた
それなのに君はまだ僕を包んでくれる
君の心の愛で僕を抱きしめてくれる
でもそれって僕が僕じゃなくてよかったってこと?
大事なのは視覚であって脳じゃないってこと?
空っていう名前ならそれが緑色でもよかったんだ

泣きたくなって涙を流しても君はずっとそこにいてくれる
こんなに哀れまれてるのに君を信じ続けてしまう
君色に染まった僕の心は僕じゃどうにもならないよ
やっぱり僕も愛って言う名前の鎖を喜んで首に巻いてる
あったかいって勘違いまでして 気づいてるくせに



10月25日 『雨』

夢から覚めただけで後悔するような世界
透明だと思っていた雨は
白濁色の液体でした

夢で僕の居た世界に降る雨は
それ自身が透明なだけじゃなくて
世界そのものを澄んだ色に変えてくれる
僕の心も透き通らせてくれないかな
そう願ったら今に戻されたんだ

綺麗な世界が綺麗であるために
綺麗じゃない僕は嫌われた
夢を見るなんていう奇跡も僕を嫌ったみたいだ



10月4日 『隅っこ』

どこかの隅っこに
座り込んでいたの

立ち上がって
前に進みなさい

誰か きっと偽善者だろう
そんな言葉を投げつけてきて
投げっぱなしで飛んでった

手を差し伸べられた
人の手? いいえ わかりません
ただ 手を差し伸べられた

この手をどうして欲しいの?
おなかは減ってないよ
光が詰まってるんだもん

手は向こうの世界に吸い込まれて
見えなくなった

嬉しくなって 下を向くと
変な模様の床が見えた
薄っぺらい 足場

恐くなって 立ち上がってみた
木の床と 別の世界の出入り口しか見えてなかった視界は
まるで何かに吸い込まれたみたいに晴れて

それと同時に自分のいる世界の大きさに驚いた

恐くなって 震えて しゃがみ込んだ



9月28日 『あなたのためのうた』

誰かが言った
別れの次は 出会いだと

誰かが言った
365日が 出会いだと

別れなんていらないし
その後に別れが待ってるならそれはなおさらで
次とか日々とかそんなのはもうどうでもよくて

ただ僕は
あなたとの出会いを今に繋ぐ言葉が欲しかっただけ